すれ違い

今日はマッチングアプリで知り合った女の子と二回目のデート。

本当は動物園に行く予定だったんだけど、雨がすごいから宅飲みする事になった。

お互いにお酒が好きって共通点があって良かったな。もしかしたら今日はベッドインできちゃうかもしれない。頑張ろう!

 

ピンポーン

男「来た!」

男「いらっしゃい」

女「こんにちは。お邪魔しまーす」

男「どうぞどうぞ。狭い部屋だけどゆっくりしていってね

女「ありがとう」

男(ん?香水の匂い・・・なんか男物の匂いっぽいな。気のせいか?)

女「男子なのに綺麗な部屋だねー」

男「そう?普通じゃない?」(男の部屋に入った事あるんだ・・・いやそりゃそうだよな)

女「あ、この漫画好きなの?面白いよね!」

男「マニアックな漫画知ってるんだね」(いやロウヒーロー読んでる女いるの!?)

女「あ、お酒持ってきたよ」

男「ありがとう。じゃあおつまみ用意するね」

女「やったー!」

男「今日はわざわざ来てくれてありがとうね。結構時間かかったでしょ?」

女「いやいや、好きだから来たんだよ!」

男「え!?」

女「え?あ、ほら、お酒がねw」

男「あ、なんだw」(って事は俺には何の興味も無いって事か!?)

女「ところで男さんって何か趣味あるの?」パクパク

男「最近はAPEXばっかやってるよ」(この人めちゃくちゃおつまみ食べるなぁ)

女「APEXかぁ。私もたまに人がやってるの見るけど面白そうだよね」

男(いや人がやってるの見るって・・・それ彼氏じゃね?)

男「女さんは趣味あるの?」

女「うーん。やっぱり料理かなぁ。誰かに食べてもらうのが好きなんだよね」

男「へー、そうなんだ」(いやこれもうほぼ彼氏いるの確定じゃん!)

1時間後

女「う~。べろべろ~。帰るのめんどくさ~い」

男(タクシー呼べってか?図々しい女だな)「じゃあタクシー呼ぶね」

女「ごめん。ありがとう」

男「じゃあ気を付けてね」(もうこの人はブロックしよう・・・)

女「ありがとう。またね!」

 

 

 

 

 

 

ピンポーン

男「来た!」

男「いらっしゃい」

女「こんにちは。お邪魔しまーす」

男「どうぞどうぞ。狭い部屋だけどゆっくりしていってね

女「ありがとう」(急いで来たから汗かいちゃったけど、汗拭きシート使ったから大丈夫だよね)

女「男子なのに綺麗な部屋だねー」(しっかりした人なんだなぁ)

男「そう?普通じゃない?」

女「あ、この漫画好きなの?面白いよね!」(本当は知らないけど知ってるフリしちゃお)

男「マニアックな漫画知ってるんだね」

女「あ、お酒持ってきたよ」

男「ありがとう。じゃあおつまみ用意するね」

女「やったー!」(あ、そういえばアプリのプロフに「たくさん食べる人が好き」って書いてあったな。アピールしなきゃ!)

男「今日はわざわざ来てくれてありがとうね。結構時間かかったでしょ?」

女「いやいや、好きだから来たんだよ!」(あっ!つい本音が出ちゃった!)

男「え!?」

女「え?あ、ほら、お酒がねw」(恥ずかしくてごまかしちゃった///)

男「あ、なんだw」

女「ところで男さんって何か趣味あるの?」パクパク

男「最近はAPEXばっかやってるよ」

女「APEXかぁ。私もたまに人がやってるの見るけど面白そうだよね」(配信者の実況動画で何度か見た程度だけど・・・)

男「女さんは趣味あるの?」

女「うーん。やっぱり料理かなぁ。誰かに食べてもらうのが好きなんだよね」(って言っておけば次回私の家に誘えるかも!?)

男「へー、そうなんだ」

1時間後

女「う~。べろべろ~。帰るのめんどくさ~い」(さあ私を抱いて!いつでもOKよ!)

男(タクシー呼べってか?図々しい女だな)「じゃあタクシー呼ぶね」

女「ごめん。ありがとう」(えっ、なんて紳士的なの!?)

男「じゃあ気を付けてね」

女「ありがとう。またね!」(絶対にあの人をゲットしなきゃ・・・!)