友達が超能力者っぽい(T)

友達が超能力者っぽい。

私 加奈子  友達 たまちゃん

 

友達が超能力者っぽい。

ある時、たまちゃんは手を触れずにドアを開ける。

自動ドア「ウィーン」

ある時、たまちゃんは見えない銃で関西人を撃ち殺す。

関西人「なんでやねんwww」

たまちゃん「バン!」

関西人「ぐあっ!」

通行人「うわ、能力者同士の戦いだぁ!逃げろ!」

たまちゃん「・・・」

ある時、たまちゃんは動物と会話をする。

たまちゃん「にゃにゃ?」

猫「にゃん」

たまちゃん「にゃんにゃん」

猫「にゃん」

たまちゃん「ふふ、あなた、面白い事言うわね」

加奈子「何話してるんだろう・・・」

ある時、たまちゃんは空気を凍らせる。

たまちゃん「パチンコって十回言って」

加奈子「パチンコパチンコパチンコ・・・」

たまちゃん「じゃあここは?」

加奈子「ちん・・・・・」

ある時、私はたまちゃんと喧嘩した。

たまちゃん「加奈子って宮本君のこと好きなんでしょ」

加奈子「なんで?」

たまちゃん「見たら分かるよ」

加奈子「別に好きじゃないけど」

たまちゃん「ねえ、宮本君はやめておいた方がいいよ」

加奈子「なんでたまちゃんにそんなこと言われなきゃいけないの?」

たまちゃん「宮本君と関わったら不幸になるよ」

加奈子「何それ!?超能力者でもないんだからそんなの分かる訳無いでしょ!」

たまちゃん「加奈子!」

外に飛び出してきたものの、すぐに土砂降りの雨が降ってきた。そういえば、台風が上陸するとか言ってたっけ。

「どうしよう・・・」

私は遠くにバス停を見つけて、走って駆け込んだ。

ピシャッ‼ゴロゴロゴロ

「きゃ!」

どうやら近くに雷が落ちたらしい。

「寒い・・・」

凍えていると、足音が近づいてきた。

加奈子「たまちゃん?・・・・宮本君?!」

宮本「あちぃ~」

加奈子「え?」

宮本「あれ、西川じゃん」

加奈子「こ、こんにちは」

宮本「おう」

・・・

加奈子「宮本君もこの辺に住んでるの?」

宮本「ん?いや、今日はそこのコストコに来ただけ」

加奈子「あ、そうなんだ」

宮本「水飲む?これコストコで万引きしてきた。2ℓのが6本あるから。いやぁー、これ盗むのまじで大変だったわ。重いしでかいし」

加奈子「いや、大丈夫・・・」

宮本「てかお前なんか服透けててエロいな。ちょっと触らせてくれや」

加奈子「それは・・・すいません、ちょっと無理です」

 

たま「加奈子」

加「たまちゃん・・・」

たま「やっぱりここにいた。ほら、帰るよ」

加「無理だよ。土砂降りだし、雷鳴ってるし」

たま「大丈夫、今から晴れるよ」

加「え?」

 

空、急にめっちゃ晴れる

加「え?天気の子?」

たま「ううん、超能力者。人の心は読めないけどね」

加「何それw絶対嘘じゃんw」

たま「嘘じゃないよ」

加「嘘でしょw」

 

宮本「嘘に決まってるだろ!w」

たまちゃん「嘘じゃねえっつってんだろうが!!!!!死ね!!!!」

たまちゃんが空に手をかざすと、隕石が降ってきて宮本に命中した。

たまちゃん「ほらね」

加奈子「ほんとだ・・・」

 

 

どうやら、友達が超能力者っぽい。